自作ボードゲームのルールの作り方〜プレイヤーの行動の主な種類〜
平素よりお世話になっております。
帝国金魚です。
前回の記事では、ボードゲームを構成する3つの要素について書きました。
- 盤面モジュール -> 行動要素
- 経済モジュール -> 拡大・変化要素
- 勝利モジュール -> 勝利要素
今回は、プレイヤーの行動要素について考えを書きたいと思います。
今回の内容を画像にまとめると以下のようになります。
引き続き以下の文書が参考になってます。ぜひ、そちらの文書を読んでみてください。
スパ帝国様 「ルールデザインノート」
https://gumroad.com/l/QBfY?recommended_by=library
プレイヤーの行動要素
これは以下のようなポイントを決定することになります。
- スタートから終了までの時間の流れ方
- プレイヤーに与えられる選択肢
- プレイヤー同士の関係(邪魔や協力)
最初にゲームには3つの要素があると説明しましたが、その中でも一番考える事が多い要素です。しかし、これらの要素は関係性が深く、個別に考える事が難しいとスパ帝国様では伝えています。
個々について説明していきます。
スタートから終了までの時間の流れ方
進行に関しては、そのゲームの開始から、終了までのリソースや得点の流れを表すものになります。
主に5つに分けることができると紹介されています。
おおよそのゲームがこの5つの進行度を持っています。これは、ゲームのコアになる部分となっており、ゲームの重さ(1ゲームの所要時間に関わってくる)だと思います。
もし、自分のゲームの1プレイの時間が長いと思う場合には、進行全体について考えて見るべきだと思います。
プレイヤーに与えられる選択肢
ここでは、プレイヤーがどういった選択肢を毎ターン選択するか規定することです。
ここで重要なポイントが、同じ手が最適になってしまう事を避ける事と、毎ターン選択肢を変えてやる事です。
例えば、アグリコラでは、選択が行われなかった選択肢については、取得できるリース量が増加し、その手を選択する旨味が増えていきます。
カタンでは、取得しているリソースから行えるアクションが決まります。毎ターン取得できるリソースが変化するため、自分のターンには、違う選択肢を選ぶことが多くプレイヤーを飽きさせることがありません。
このようにプレイヤーの選択肢が変わっていくことを要素として含む事が大切だと思います。
プレイヤー同士の関係(邪魔や協力)
通常であれば、必ず、プレイヤー同士の関係性が含まれている。ボードゲームは他者の動きによって、変わっていくからこそ面白いです。
他者との関係については、主に以下のような関係があるとスパ帝国さんではまとめています。
相手の出方を伺う事でボードゲームを有利に進める要素を足しています。
チケットトゥライドでは、自分の引いた道は他者が使用できなくなるので、相手が配置したい道を先に邪魔する事が勝利のポイントになります。
相手の不利益となる選択肢でありつつ自分の利益になる手だった場合には、大きく差をつけることが可能です。
カタンでは、少し違った関係ができています。基本的には位置関係で強さが決まる関係性にあります。それに加えて、競りの要素も加えられています。
単純に相手の邪魔をする手をばっかりしていると、相手の心象を悪くしてしまい、交渉に不利になることが発生しかねません。
このように、他者との関係が加わる事によって、選択肢に深みをもたせることも可能です。
カタンについて知らない方は、買って遊んで見てください。
まとめ
プレイヤーの行動を決める3つの要素について説明させてもらいました。
自作ボードゲームで、プレイヤーの行動が単調になってしまうときには上記のような要素を改めて考えてみるとよいと思います。
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